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私の場合、初めてお客様にお会いする時に気になるのは予算よりも夫婦仲ですね。だって以前にあったんですよ、リフォームが終わる前に離婚しちゃったケースが。その時はちゃんと払ってもらえたからいいんだけど、噂じゃどちらがリフォームされた家に住むのか、どっちが支払うかでけっこうもめたらしいですよ。でも、おもしろいことに、あんまり仲が良くなさそうなご夫婦がリフォーム後にすごく仲良くなるケースもあるんです。どうやら住まいを見つめ直すことがお互いを見つめ直すいい機会になるらしくて「今まで家の中にお父さんの居場所がなかったのね」とか「こんな不便なキッチンでよくやってくれていたな」と気付くみたいです。 |
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わたしインテリアコーディネーターをやってます。世間じゃ「きれいでかっこいい仕事」なんて思われているようですが、実際の現場はそんな甘いもんじゃない。
このあいだも「キッチンの模様替えをしたい」というお宅におじゃましたところ…。水漏れで黒ずんだ床の上に悠然と立って微笑む奥様を見て唖然としてしまいました。「ちょっとぉ、これってインテリア以前の問題じゃないの?」と言いたいのをグッとこらえた私。念のため床下収納をはずして床下にもぐってみたらゴキブリや得体の知れない虫がウジャウジャ出てきて。もうパニック映画みたいでした。私の仕事って一体何なのよー!? |
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ときどきいるんですよ。希望プランを細かく平面図にしてくるお客様が。一見プロっぽく仕上げているから本人は満足でしょうけど、所詮は素人さんですから…。はっきり言ってこれで喜ぶのはプラン能力のない工事屋あがりのリフォーム店だけ。とにかく言われたとおりにすればいいんですからね。せっかくこっちが良い企画を出そうとしていてもかたくなに自分の書いた図面にこだわられると、いいかげんイヤになってきます。 |
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「おたくは諸経費が高いから」ってお客様から言われたんですけど、ちょっと待って下さいよ。そもそも諸経費というのは、リフォームするに当たって現場管理者の人件費や工事保険代、交通費、通信費、運搬費など様々なコストの総称のこ
となんですから。積算方法は特にルールがあるわけじゃないので、うちが諸経費にいれているものを別の会社が他の見積項目に入れている場合だってよくあるわけです。だから諸経費が高いからって見積が高いって言うのは全くの誤解。そんなことで簡単によそに行かれたんじゃこっちはたまったもんじゃないですよ。 |
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雑誌やCMの影響なのか、目新しい商品にばかり目がいってしまうお客様。いろいろ商品知識が豊富なのはいいんですけど、「ここのお宅でそこまでするか?」ってぐらいの最新設備を欲しがるのはどうかと思います。特に最近のキッチンなんか凝りだしたらキリがないですからね。以外に男性にもこういうタイプは多いです。費用も当然ふくらんできますし、結局他のものに予算がさけなくなるのは目に見えているのに。もちろん途中で忠告はしますけど聞いてもらえない場合はもうそのままやるしかないですね。 |
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新婚のご夫婦でそりゃもうこっちが恥ずかしくなるくらい アツアツのカップルがいらっしゃいましてね。中古のマンションを買ったからリフォームしたいって話だったんですが、予算からあまりにかけ離れた夢のようなプランなのではっきりと私どもでは無理ですと申し上げました。でもあの様子だと全然わかってないみたいでしたね。きっとよそでも同じこと言うと思いますよ。 |
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リフォームの場合は住みながら工事ができるんだけど、やっぱり時と場合によるよ。フローリングの張り替えだと微妙なところかな。家具を他の部屋に移すから、使える部屋は当然狭くなっちゃう。家族が少なければそれでもいいんだけど、赤ちゃんやお年寄りがいる家だとかわいそうだね。工事の音だってどうしてもするし。もう少しリフォームの時期とか考えた方がいいんじゃないの? |
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